Manjaroで日本語入力(uim)
備忘録的に、Manjaro(KDE Plasma)でuimを使って日本語入力を設定する方法を書いておきます。なお、この記事の執筆者はubuntuを軽く使ったことがあるだけの初心者ですので、間違ったことを書いているかもしれません。
> uname -a
Linux hoge 6.1.19-1-MANJARO #1 SMP PREEMPT_DYNAMIC Mon Mar 13 12:59:35 UTC 2023 x86_64 GNU/Linux
以下のサイトを参考にしています。あとで「Input Japanese using uim」として言及します。
Input Japanese using uim - ArchWiki
1. uimをインストールする
※この項は特に自信がありません。鵜呑みにしないでください。
Arch User Directory(AUR)というところからソースコードをダウンロードしてきて自前でビルドするようです。 pacmanでは入りません(←自信はありませんが)。そこで、AUR Helperと呼ばれる一群のプログラムの一つを使います。
paruを使いましたが、これもAURなので、最初は自前でビルドする必要があります。
https://github.com/morganamilo/paru#installation
paruが入れば、
paru -S uim
でインストールできます。
ここまでで冒頭のリンク「Input Japanese using uim」の「1.2 uim」が完了したことになります。 日本語フォントはデフォルトで入っているようなので1.1はしなくてもよく、1.3は必須ではないので先に進みます…と強引にまとめて1を終わったことにします。
2. uimが起動時に実行されるよう設定する
ここまでで「Input Japanese using uim」の「1 Installation」、特に「1.2 uim」は完了した前提です。
Manjaroはsystemdを使っているようなので「2.1 Environment variables」と「2.2 Toolbar utilities」は飛ばし(行わず)、「2.3 Using systemd」に進みます。
ただし、ArchWikiはXorgを使っている前提ですが、今回KDE Plasmaを使ったのでこのままでは動きません。そこで、次の三つのファイルを作成します。
~/.config/systemd/user/uim-env.service
[Unit]
Description=uim environment initialization
Before=graphical-session-pre.target
[Service]
Type=oneshot
ExecStart=/usr/bin/systemctl --user set-environment XMODIFIERS=@im=uim
ExecStart=/usr/bin/systemctl --user set-environment GTK_IM_MODULE=uim
ExecStart=/usr/bin/systemctl --user set-environment QT_IM_MODULE=uim
~/.config/systemd/user/uim.service
[Unit]
Description=uim daemon
Wants=uim-env.service
After=graphical-session-pre.target
[Service]
ExecStart=/usr/bin/uim-xim
Restart=on-abort
[Install]
WantedBy=graphical-session-pre.target
~/.config/systemd/user/uim-toolbar.service
[Unit]
Description=uim toolbar
PartOf=uim.service
[Service]
ExecStart=/usr/bin/uim-toolbar-gtk3-systray
Restart=on-abort
[Install]
WantedBy=uim.service
graphical-session-pre.target
でよかったのかはよくわかりませんが、とりあえずこれで動きました。
最後に、systemctl --user enable uim uim-toolbar
で有効化します。sudoをつけないでください。
再起動すると日本語入力ができるようになっていると思います。